こんにちは、飼い主です。またあいましたね。
前回に引き続き、うちにいるペット達の話なんですが、今回はこいつらとの出会いについての話をしたいと思います。

あるペット達との出会い

うちに居る奴らのなかで一番の古株は、意外にもハムスターです。まだ実家暮らしだった頃からの付き合いです。 確か、親戚から譲り受けた子だったような。現在は、「一人暮らしは寂しいわよ、」という、ペット可のアパートと知った母の一言から、 私が連れてきています。実際はいるのかいないのか微妙な子だから、寂しさがまぎれているかは疑問なんですけど。(恐らく私は押しつけられたのでは)

次に家に来たのは、う〜んと、確かトラネコだったか?丁度、この頃、次々に増えたから結構記憶が微妙です。 トラネコは、恥ずかしながら泥酔した私が近所から攫ってきた子です。朝起きたら、顔を引っかかれてびっくりしたことを覚えてる。 寒い冬の日にふらふらしてた酔っ払い(私)が無意識に熱を求めて懐につっこんだんだと思います。

もともと、トラネコ自体は近所でも有名な野良猫だったし、ガリガリに痩せてたから、 どこか他所のペットを攫ってってことはないというのはわかったから、自分の酒癖の悪さを反省するのに留めることができました。 そのあと、あんまりにも痩せてたトラネコをそのまま近所に放すのも気が引けて、コンビニで購入した猫缶を与えて、 どうしよう、と小一時間悩みました。(ちょうどその日は休みだった。だから昨日の夜、日々のストレスのために深酒。) 飼うにしたって、ウチにはハムスター居るしなぁ、というのが最大の悩みのネックでした。

このアパートは基本ペットOKで、私は猫は嫌いじゃないし、アレルギーも幸いなく、経済的にもそれなりに余裕があったから、 それだけが、トラネコを飼う上のネックだったんです。

けれど、少し目を離した隙に、猫と鼠は仲良くなっていたので、(珍しくも抜け出したハムスターがトラネコの頭に乗ってた。) トラネコを飼うことを決心しました。

あ、そうそう、因みに“このトラネコ、もともとは野良じゃないらしいです。” 飼うことを決めたその日に動物病院に連れてったら先生にそう言われました。 なんでも、ガリガリだし、毛並みも栄養不足で悪いけど、ネコエイズやらのもなく、骨やほかの器官も問題ないことから、 子猫の頃はそれなりに面倒を見てくれる人がいたんではないか、 とのことです。じゃあ、捨てられちゃったのかなぁ、と思ったけれど、 病気がないことには素直に感謝しました。


そして、今度は確かアロワナ。コイツは実家経由でうちに来ましたね。なんでも近所のゴミ捨て場に捨ててあったらしく、 私のじいちゃんが食べるために拾ってきたらしい。うん、私のじいちゃんは少し呆けているみたいですね。 寸前のところで気づいた母さんが止めて、図鑑で調べたところ、アロワナだと分かったそうで。 母さんは(非情にも)そのままゴミ捨て場に戻そうと思ったらしいのですが、めずらしいもの好きの父さんがそれを止め、 アロワナを飼おうということになったそうで。けれど、狭い実家には置くところがなかったと。そして、私のところにやってきた。

まぁ、物がなくて、部屋が寂しいんだよね、とは常々言ってたけれど。いきなりすぎると思う。 息切れをしながら二階にある私の部屋に突然、水槽をもって現れた父に、もう、ハムスターも猫も居るから、というと、 父は、膝を折るようにその場に崩れおち、「頼む!」の一点張り。まぁ、いいけど、と私が折れると父は、んじゃよろしくたのむな!と 揚々と帰っていきました。

あのなんともいえない憎憎しさは一体なんでしょうね。深く考えないようにします。
(鼻歌交じりな父に水槽ぶつけたかったとは言わないよ言わないよ)


アロワナを改めて見てみて、入っている水槽が、昔、金魚を飼っていた覚えのあるその水槽で。いくらなんでも可哀相だと思った私は、 水槽の大きさの参考のために、アロワナの飼い方を調べ、将来の成長具合に絶望しました。どうしよう、この魚すっごく大きくなるよ。 どうすんべ、とアロワナを見やると、“アロワナは水面に近付いてきてピューと水を吐く。”

しかたないか、必要経費だ。と私は諦めました。 そのあと、貯金を下ろし、水槽とほかに必要になりそうなものをおなじみのペットショップに買いに行きました。 お金はあとで、父さんに請求することにします。

で、この時点でペットはハムスターと猫とアロワナと、大御所になってしまったわけですが。 (このときはアロワナと猫の関係については心配してなかった。ハムスターと相性よかったし、アロワナも大丈夫だろうと…思って…水槽だし…)

けど、何故だか世間は容赦なく刺客を送り込んでくるわけで。

次にきたのはインコでした。
最初は友人の頼みで、預かって欲しいと頼まれたんです。 高校のときに友達?(微妙な関係の子)だったその子は、今は大学生で、レポートに集中したいから3ヶ月ほど預かってくれ、という話だったのだけど、 気づけばもう4ヶ月も預かっていて、やっと可笑しいな、と思った私がメールを送ってみると、アドレスや電話番号も変わっている始末。 インコは特に気にした様子もなく、「押し付けられちゃったわね〜」と言って来ました。

そもそも考えてみれば、アドレスのみ交換して、そのあとまったく接点のない友人とはいえないような子がいきなり「今度あわない?」って言ってきた時点で 怪しかったと今思います。(いや、疑ってはいたんだよ。宗教とか選挙とか、けどインコって。) それになぁ、「うち猫いるから、」って断っても、「いいから別に!」とか。やっぱ、可笑しいなぁとは思ってたんですけど・・・。

凹みました。押し付けられキャラだったのか私は。と。 ハムスターもアロワナも、何だかんだいって、みんな押し付けられてきたじゃないか。と。 けど、私は開き直りましたよ。“いいよ、べつに、インコと話せるし。”と自己完結をして。

そして、インコを飼うことにしました。
その頃には、一人暮らしの癖害である独り言に返事を返してくれるインコには結構助かっていたのです。

そして、あと一匹の猫。そうそう実はインコを預かってから、少しした頃には、もう、うちにいました。王子猫。 王子猫はうちのトラネコが連れてきました。 野良のころの習性なのか、私が仕事中に時たまどこからか抜け出して、近所を歩き回るらしいトラネコが、ある日、首根っこを咥えた子猫を私に押し付けてきたんです。

そんな感じなので、実は王子猫のいきさつはよく分かってません。家に来たときは綺麗な毛並みで、ダニもノミも居ないみたいだったので、 もしかして、“ほかの家のネコを虎猫が誘拐してきたのかも。”って不安になりました。 それで、獣医の先生に相談してみたところ、ポスターを作って病院内に張ってくれるということなので、ひとまずは安心しました。 つまり、王子猫は今、私の家にいるのは預かり中ってことになりますけど…ほとんど永住決定っぽいです。 まったくといって連絡はありませんから。

そして、何時の間にやらバルコニーにはカラスがとまっているようになり・・・といった感じです。 ハムスターは相変わらずいるかいないかわかんないし、猫達の高級嗜好には財布が瀕死になるし、アロワナは不憫だし、 インコはお喋りに磨きが掛かってるし、カラスには頭を狙われる毎日だけど、

こんな毎日が続けばいいと思っている今日この頃です。