あとがき
長いので暇で死にそうな人向け。
イグイはアニメで知ってジョジョを読み始めた口で、まさににわかです。
まだ完結しているシリーズ全てを読み切ってない状態で書き始めてしまったので、
変なところを見つけられたジョジョの先輩方には申し訳ないです。
けれど、逆に考えてみると、読み切ってしまったらきっと満足してしまうと思い、
今のうちに書ききってしまえと思った次第です。これから、以降、揃えていきたいと思います。
この後ぐだぐだ言っているのは書いた動機ですので、そこを超えるとQ&Aで思いつく限りの疑問点をまとめてあります。
気になる疑問がありましたら飛ばしてQ&Aにどうぞ。
■ 動機について
仮に運命があるとして、もし、ジョースター一行がDIOの元に辿りつけなかった場合、
DIOがあの日死ぬ運命はどうなるのか?っていう考えとイグイの旅行行きたい熱に加わって考えたのが始まりでした。
ジョースターが居なかったら一体誰がDIOを倒しに行くのか?
どこかで(オーバーヘブンの感想だったような)ディオの運命を決定づけるのには、必ず、
“聖女”が関係しているという話を聞いて、ほうほう、母とエリナとホリィさんと徐倫かぁ、確かに、と思いました。
ディオが父親を毒殺したのは母親の為で、それは結果的に悪になる切っ掛けだったのかなぁと思い、
ジョナサンはエリナの為に立ち上がり、一部の最後でエリナを守るために戦ってディオは海底に沈み、
海底から蘇った100年後でさえ、母親のホリィのためにやってきた承太郎に倒される。
プッチによって緑色の赤ん坊されてもやっぱり徐倫がやってきて、ついに因縁を打ち砕く。
じゃあやっぱり女の人が関係して身を滅ぼすんだろうなぁ、と単純に考えて、できた次第が“神に愛されたような子”です。
“世界”の時間停止も利かず、“メイドインヘブン”からも外側にいるような人。
でも、力はそんなになくて、野望も悲壮もないのにDIOをえっちらおっちら逃げ場のない昼の世界の真ん中に連れていく。
あと、ハマった切っ掛けを作ってくれたアニメの一部っぽく、
“壁”を終わりにする場所はジョジョとエリナのハネムーンの終わりの大西洋にしてやろうと思ってました。
あと、入港予定の場所がニューヨークなのはマンハッタンを欲しがるっていう7部の恐竜ディエゴの
“そこには辿りつけない”っていうオマージュでした。
そういえば7部の“辿り着いた方のディエゴ”も結局“聖女”に邪魔されるそうですね。
女にはモテそうなのに“聖”が付くと死因になるっていう……もしかしてニューヨークのあの女神にも……?
DIOについて。
DIOは好きなキャラではあるけれど、幸せそうにしていると、
「コイツ本物の紳士と淑女のハネムーンめちゃくちゃにしたんだぜ」っていう気分になってきます。
スピードワゴンは「生まれついての悪だ」と言って居ましたが、あの時点では育った環境もあったような気もしないでもない。
ロンドンの生活の本をちょっと読んでみると、今からは想像を絶する世界でした。
家を持たない子供達が寝床を得るために宿屋の女将が言う「ちょっとそこいらで宿代の代わりに盗ってきな」という言葉で
スリをしていたとか言う話があったり。そもそもその宿だって、一つのベッドに10人の子供が、
素っ裸でシラミなんかと寝ているようなところであったり。
そこで育った子が絵に描いたような貴族の家に行ったら、悪目立つってもんです。
ジョナサンが理想の紳士であり少年だった事に加え、ディオがそれを模倣できる器用な子供だったからそりゃあもう嫌な奴です。
でも、そんな世界からしたらとりあえず家はあって後に貴族の家に行ったディオは救われているほうだなぁと思うし、
吸血鬼になって街一つ消したり、100年経っても悪の救世主をやってたのは、
もはや幼少の頃の育った環境なんて免罪符にはならない。ディオは普遍的な正義に憧れなかった事こそ悪です。
正義を唾棄する変わらない性質を持っているという点においては、
スピードワゴンの言葉は正しかったんだと思います。現実を泥の中のようだとし、少し視点を変えて星を見つけることもできず、
より穢れてぐちゃぐちゃになっている人間を見て、自分のほうがマシだと堕ちることもなく気高く向上心を持って悪だった。
そんなようなイメージをDIOには持ってます。
だから、もし運命に打ち勝って無事にディスクを取り出して時間を取り戻すことができても、
主人公のことをディオは最後まで利用するだけだったと勝手に思ってます。
例え、宝箱にしまい込んで大事にするんだとしても、そこに星があることに気がつかず、DIOは天国ばかり夢想する。
向上心って現実に満足しないということなのだから、
主人公に、安心とか安全とか落ち着きとかの象徴の能力を持たせてぶつけたかった……んだと思います、はい。
■ Q&A
Q 【最後はどういうこと?】
A :ディオの“天国に行く方法”を記した本(本編中に黒い本として登場)を遺品として直接プッチ(ロベルト)に渡したので、
プッチがその方法を知って原作と違って15歳のまま即実行、しかし、運命によってか、プッチは一巡前に死亡。
加速した世界のことなんて誰も知らないジョースター一行の来る本当の3部に、スタンドによって守られていた主人公は飛ばされ、
カイロにいるDIOの目に留まってある意味再会をした。
つまり、我々の戦いはこれからだEND。
Q 【ロベルトじゃなくてエンリコなんだけど&ロベルトはコミックスの誤植なんだけど】
A :主人公が居た世界は原作3部の“ジョースターが辿りつかない場合のパラレルワールド”だったので、
よく似た別人として、洗礼名ではないかとまで言われた誤植の名前を利用しました。
ディオ、DIOの表記も、ディオはパラレルワールドで海の真ん中で詰んだ方、
その後出てきた本当の3部で初視点だった方をDIOとしています。
どうでもいいですが、ディオと打つときに「でしお」と打ち間違うことが多数ありました。
DIOのほうが打ちやすい。けれど間違えるとSIOと打ってしまって頭の中に塩まみれになったディオがぐるぐると……
Q 【じゃあ、DIOの方に記憶はないっていうこと?/DIOに記憶は無いの?後で思い出したりする?】
A :ありません。しません。主人公が一方的に“ディオ”を知っているだけ。本当にこれからだENDです。
Q 【主人公の寿命は?】
A :あると思います。ただ、老けるのは遅く長寿ですが、ある日ぽっくりと亡くなる感じかと。
Q 【ディオが時間が止まってるから血を飲まなくても平気って言ってたけれど…? 】
A :言っていましたが、ディオが言っていることなので、本当がどうかはわかりません。
主人公の性格を感じ取って誤魔化しただけという可能性もあります。
Q 【何故、ザ・ワールドは暴走してるのか?】
A :この話の舞台前提として、“ジョースター一行がDIOにたどり着けなかったパラレルな世界”という所から、
ジョースター一行の生死が不明であり、ディオが調子に乗ったということも考えられますが、
子孫を思ったジョナサンのその精神の象徴であるディオのもう一つのスタンドがワールドを出させないようにしていたのかもしれません。
Q 【“何か”はあったのか?】
A :それが分かるプッチが言っていた「私を傷つける方法」の話に繋がるセリフがあったのですが、
下品だったのでカットしました。しょうもないです。分からない方のほうがおそらくずっと泥じゃなくて星を見ています。
Q 【入国審査とかは?】
A :そこが一番頭を抱えた部分です。ワールドワイドに舞台を広げすぎた。
その辺、三部でジョースター一行が高校生二人連れてどうしていたのか私も気になるところです。
けれど彼らにはSPW財団がついているので首相並みにパスポートなんていらないのかもしれないけれど。
現実的に考えるなら、主人公はヨーロッパのどこかに住居があって、
加えてシェンゲン条約が早く、初めから広い範囲で施行された世界であり、
ヨーロッパ内の移動にパスポートは要らなかったということなのかもしれません。
そして、条約外のアメリカに向かう時は不法入国となりますが、
一回入れればディスクで出し入れ自由のザ・ワールドの力で不法出国も可能と主人公は考えていたのかも。
アメリカから戻る時はパスポートなんてあるはずもないディオと一緒にヨーロッパかエジプトに帰還しなければならないのだし。
Q 【その他、違うんじゃない?&ここ変じゃない?】
A :申し訳ありません。漫画をそろえきれない状態で書いたので、特に6部に関する情報が足りていません。
後日、揃えた時に確認しようと思っています。(購入読了しました)じゃあ6部のネタを使わなければいいんですが、
あまりに救いがなかったので、浅い聞いた知識で書いてしまったところがあります。
出来るだけつじつまは合わせようと思って調べたりはしましたが、手元にある原作に勝るものはありません。
しかし、この話は完結してしまったので、誤字脱字名称以外の間違いについてはご容赦ください。
各登場した国や観光地についても同じです。
この話に登場する国は実際に行って来て見た知識で書いたものではありません。
この世界はフィクションのパラレルであり、名前を借りた似たような場所、ものでしかありません。
根本的にキャラが別人である、イチャイチャしてない、クルーザー、バイク等の運転の間違いも、
露伴先生の様なガッツがないイグイにはこれが精一杯です。
もしも叶うなら、カメオに間違いのないロマンと伏線の詰まった話をお腹いっぱい読みたいと願いたいです。
二つ目の願いは、ヘイルトゥユーでその本の土人形に食われる前に読み終わりたいと願いたいです。
三つ目は頭のなかの話を一瞬で文章にする能力をくれ。
■ 以下、深海の棺の中にいるような暇を持て余す人用小ネタ
一巡後、瞬きの後の考えられるほかパターン
・承太郎達と合流。DIOの悪逆非道の歴史を知っとく。→3部IF
・時空の狭間に飲み込まれ19世紀のイギリスに落っこちてカメラ盗まれて泣く。
・(バイクありで)IN7部に落っこちる。
・時間の加速についていけずに宇宙空間に投げ出されたあと、出来た。→地球人によろしく
スタンドから守られたまま地球から離れ、氷の塊になっている最強生物と出会って、
お手手つないで宇宙探検。(これは無理)
主人公について
特に詳しく説明する必要もなかった主人公についてのあれとかこれのメモ。
(裏付けの設定として作ってみたけれど特に必要なかった)
主人公は全ラスボス対応型の典型的な能力。害から自動的に守られる能力。
傷ついたことのない肌やら髪なんやらやたら綺麗。手も奇麗。足長い。顔も良し。
珍しくはっきりと最高の美人……だと思って書いてる。バイクに跨る女神。運もあり、神様に愛されている子。
だがその境遇から正義はあるけど利己的保守的な性格。
基本ステータスがあるせいで変なものを欲しがって斜めで変わり者な性格になってしまった的な。
ビザとか面倒なので住居はユーロ圏にあるんでないか?人種は考えてないけれど多分日本人ではない。
(けど、便利な先祖が日本人である設定を使えば名前は自由自在になります)
孤児だった経験がある。母親は水商売で各地を転々。その頃は、いつか置いてかれるんではないかと思っていた。
けど、その思いに反して母親が事故死するまで一緒に居た。
それから施設を転々。(定員の関係か本人の気質のせいか)だから国に戸籍はあっても故郷がない。
その生い立ちとは反して劇的に辛い目にはあってない。美人で派手で女王様だった母親の関係で父親を名乗る男が3人いる。
フランス人の料理人に、ドイツ人の銀行員、イタリア人の演出家。どの父親も血縁的には関係がない。
三人皆「俺が父親だ、さあ甘えろ」みたいな人。(施設云々は主人公の独断)
最後まで母親が自分のことを捨てなかったのは、愛情だったのか、それとも自分がどうにでもできる命を保有して置きたかったのか。
恐らく後者かなぁ、と思うのであんまりものに執着したくない、と思っている。
スタンド:デヴァオーム→イージス
倣って音楽から名前を取ろうと必死に考えるも無理せず中二アイテムに腰を据えました。
デヴァオームは「自分の世界を変えるものは何もない」が繰り返される、映画にもなって、
宇宙にも発信された有名な歌の歌詞から。
もしも、この主人公で今後も繋がっていくんなら
・吉良には生まれてから今まで傷ついたことのないという白魚なお手手という餌。
・ディアボロにライフライン。等々。
三人侍らせたら、お父さんsからお母さんそっくりって言われる。
プッチ(エンリコ)はどうなるかって、もしかしたら姑なのかもしれない。
重力について
重力の強弱によって時間が速かったり遅かったりするという話。
強い=遅くなり
弱い=速くなる
DIOの時止めは時間自体を遅くして止めて動いており、
逆に承太郎は高速に動くことで時間をかけることのなく動き、結果、時間が停止した状態で動いている。という説を採用。
ギリシャ〜スペイン=重力が強い=遅い→ワールドは長く時を止められる
大西洋=アメリカに近づくごとに重力が弱くなる=早い→短い
しかし、ちょうど大西洋の中間地点で重力が最も強くなる地点を通過する→ここで一番ワールドの力が強まり、
主人公が気を許したこともあってか壁が無くなってしまう。
(ワールドが高速移動をする逆の説だとしても重力が弱くなる地点があるので結局ワールドの力は強まる)
偶然発見した重力分布図の画像よりこじつけました。
主人公のデレマックスな告白
「DIOだったらピンナップだって撮ってやりたいって思うよ」
■ 最後に
このまま三部突入の話も考えてるけれど記憶無いくせに船で止まった主人公に復讐のごとくDIOが本当にゲロ以下で、
酷い目に遭いそうな予感がひしひしとしてます。でも、基本的にこの主人公はあんまり引きずらない。
長々とこんなところまで読んでくださり、本当にありがとうございました!