作品移動の際に言っていた開始時に用意していた箇条書きのその後のネタ。
だいぶ前に設定したものなので抉られるような羞恥心。
でも楽しめる人がいるかもしれないので晒す。

※当時書いたものを整理しつつそのまま載せておきます。



■ その後の展開で予定してたこと。


・人間化
全国チェーンのペットショップ「ボンゴレ」に連日通って店員のバジル君にペットらの奇行について相談していた主人公の所にリボーンと名乗る赤ん坊(か、青年)がペット達は普通の動物ではないことを告げにやってくる。彼らは“呪われた動物”と呼ばれる存在であり、普通の人間と変わらない知能を有し、“人間になれる方法”があるのだと言う。“呪われた動物”と“共存者”、そして“組織”巻き込まれていく主人公……とかいう感じで動物ヴァリアーがちゃんと人間ヴァリアーになる予定でした。


・冒頭部分(やってきたリボーンの愚痴)

「知能ある動物に与えられる権利とはいったいなんなのか?オレは、それを“思考”だと思っている。
 自然界は、絶えず動き続けるものだ。知能よりも本能を優先した種は、
 振り下ろされないように絶えず走り続ける“行動”のほうに重きを置く選択をし、
 知能を優先した種は、留まるための工夫、考え、“思考”を選択した。
 主たる行動と少しの思考を持っているらしい頭が良いとされた普通の動物達は、
 おそらく守ってくれる人間を“個”して慕い、殺して食べる人間を“個”として憎むのかもしれない。
 しかし、あくまで、“個”に過ぎない。
 人間達が団体となり、それぞれ声を荒げて陸で戦争が起きようが、
 そいつにとって団体は知らない関係無いものだからだ。
 人間の領分が血で染まっても、保護されていたであろう彼らは自分の食いぶちのことしか考えてない。
 食べたり食べられたりするのは自然界の常だしな。だから、恩返しは期待できない。
 知らないものに対して感情を持たないのは思考で頭を満たす人間だって同じだということを
 いい加減認めなくちゃいけねぇんだ。
 自然に全知全能を見出すのはいいが、“個”に全知全能を見出そうとしても意味がない。ただ、そう。
 忘れてはならないのが、自分の主張と行動で感情を踏み躙られている人間もいるんじゃないかということを
 考えなくてはいけないってことだ。思考をとった人間だからこそだな。
 ……そのどちらも忘れて、感情と他人を慮る心を失って行動をするなら、
 それはもう、“思考”を選んだ動物ではないし、自分で走り続けるのに必死な“行動”を選んだ動物でもない。
 慣性に振り回される怠惰の、馬でも鹿でも区別のつかないバカって奴だ」

「……」

「言いたいことがわかるか?」

「あー…」

「これはただの愚痴だ」

「えー…」

「悪いな。なにかと面倒なんだよ。
 ましてや動物に人権を与えるとなると、もう、それは新しい法が必要になるからな。
 ―――そういえば、かつて、そんな法を出して悪法と言われた将軍がいたな。
 ああ、確か、名前が同じか。あの名前にはどうにも縁がある。」

「?」

「今のオレの教え子のことだ。気にすんな。

 ―――と、言ってもこの問題は数多の動物と人間との間で意思の疎通ができない場合の話だ。
 ここで話が戻る。“例外”が発見されたんだよ。
 “呪われた動物”っていうのはほとんど人間と同じくらいの知能がある。
 行動も、思考も、どちらも有する存在で、知らないこと調べ、知識を持ち、集団を憎み、愛する動物。
 そして、なにより、ここに、人間になれる方法もある。
 その彼ら動物に人権を与える法。その法となるべくと立ち上げられたのが組織ボンゴレだ」

「……人間になれる?」

「そうだ。体を変化させて一時的に人間になるんだ。
 良かったな。

 恩返しは期待できそうだぞ?」

※しない。

■ 設定集



“呪われた動物”
“アークの子”“アーク”(箱舟の子)とも。人間と同等の知能や感情を持つ動物達のこと。
あるもの(リングとかの予定だった)を使うことで人間になれる。
だが、不安定。本人の精神状態や、身体状況などで、本人の意思に関係なく、動物に戻ってしまうことがある。
そのため、フォローをする人間“共存者”が必要になる。
人間に転化すると、動物だったころの特徴を受け継いだ容姿になることが多く(髪の色や模様など)、
動物だった頃の能力が特化して身体能力を上げている場合がある。(ノミだったら脚力、とか) それもあるし、動物から人間になれるということで、秘密裏に軍事的な様々な研究が行われ、 時には人道に反することに、利用されそうになることもあった。今では、組織によって守られつつある。

“組織”
“呪われた動物”や“共存者”が連なった組織。様々な組織がある。
善組織と呼ばれる組織は、“呪われた動物”に対して人権を認めているが、
悪組織は逆で、“呪われた動物”を捕獲しては、ソレを利用した犯罪を犯しているという。

“共存者”
“呪われた動物”の者たちをサポートする人間達の総称。
主に、一緒に暮らし、止む終えず動物に戻ってしまったときの対処など。

“アルコバレーノ”
“呪われた動物”達のなかで、ものを使わず、自らの意思で人間に転化できる者たちのこと。 リボーンやマーモンら。全部で7人(?)いる。この者たちは自らのことを生まれた頃から知っていて、 しかも、動物のなかから“呪われた動物”を見分けることができる。他にも異様な能力があったりする幻術など。

“ボンゴレ”
組織のなかでも巨大な組織の1つ。“呪われた動物”達の人権を保障する善組織。 “共存者”の派遣、住民票などの配布、また、社会に貢献するための教育、金銭的なサポート、 様々なフォローやサービスをしてくれる。表向きはペットショップのチェーン店。 この組織のリーダーは代々血によって受け継がれており、次代はツナの予定。 そんな話を一切聞かされてなかったツナは「そんなわけのわからない組織なんて入れるか!」と、 次代リーダーを否定しているが、マフィアよりかは慈善的なのでだんだんと流されている。
主人公も実は遠い親戚。

“ボンゴレの血”
ボンゴレの組織のリーダーを担う人物は初代ボンゴレの血を受け継いでいることが必須になる。 それには理由があるようで、詳しくは解明していない。 1つ分かっていることは、“アルコバレーノ”と同じく“呪われた動物”を見分けることが出来るらしい。 それをボンゴレでは“超直感”と呼んでいる。 その後、10代目になったツナが人間からの動物化に成功しており、これもボンゴレの血の能力の1つとされる。 ちなみにリボーンが言うにはライオンのようななにか。
   

■ 人間になってからの設定メモ




飼い主
ペットが人間になってびっくりした人。でもやっぱりNOと言えない体質。ペット達の正体を知って、彼らの“共存者”になった。 ボンゴレの血をほんのちょっぴり受け継いでいるらしい。動物の詳細はネット頼み。 様々な“呪われた動物”達と出会う度にいろいろなツッコミを心の中で入れる。

ザンネコ
大きなトラネコ。人間になっても、基本、変わらない態度の人。
ツナから組織のボスの座を狙ってる。“呪われた動物”はなれないっていっても聞きやしない。

スクアロワナ
シルバーアロワナ。人間になって一番性格のギャップに困った人。 その声は一体どこから出るの。意外といろいろ手伝ってくれる。けど炊事は無理(まな板恐怖症)

ルッスインコ
ド派手なインコ。人間になって一番見た目のギャップに困った人。
髪型は変わらない。あとお喋りも。料理がうまい。家事もしてくれる。

ベルネコ
王子猫。人間になって、切り裂き王子ってあだ名が冗談じゃなくなっちゃった人。
唯一飼い主が名前をつけた子。血とかダメ。血を見ると野性にかえりそうになる。厳禁。

マモスター
ハムスター。キーキャラクター。リボーンと同類の“アルコバレーノ”。だから、最初から自分が何者か知ってた。 もともといた飼い主の親戚とはツナの家のボンゴレのこと。お金集めはやっぱり趣味。 そして、もっとも飼い主に衝撃を与えたのは実はハムスターじゃなくてカエルだったっていうこと。 もふもふは幻術。(バイパーガエル)

レヴィガラス
カラス。一番気づかれるのが遅かった人。皆が人間になったそのあともまだカラスだった。





・他の人達

ツナ:ボンゴレ組織の10代目。本人は認めてない。初代の血を受け継いでる。
ビアンキ:極寺を拾った人。ただし、色々育て方を間違えたせいで嫌われている。
凪:骸たちの“共存者”犬に髪型を改造されて困ってる。飼い主の良き相談相手。ハーフ。
ロマーリオ:いつもディーノの傍にいる人。彼がいないとディーノの命が危ない。(ドジ的な意味で)
草壁哲矢:雲雀の“共存者”?しかし、立場は雲雀のほうが上。
Dr.シャマル:組織の医師。動物の病気にも人間の病気にも詳しい名医。人間にセクハラ多し。男は診ない。


・呪われた動物側

山本:〈犬、秋田犬〉ツナが初めて見つけたアーク。野球好き。
極寺:〈猫〉ツナを慕う危険〈公共物破壊〉な少年。アークということを見破られて御見それした。
ランボ:〈牛〉わりと早い段階で保護された子供。まわりからはウザイとされてる。
イーピン:〈雀〉ランボと同じように早い段階で海外で保護された子供。日本語が話せない。
雲雀:〈雲雀〉自分のアークとしての姿を嫌ってる。でも、ただの小鳥のヒバードは可愛がってる。
骸:〈梟〉パイナップルではない。悪組織と因縁があるらしい。
千種:〈スローロリス〉骸と一緒にいる少年。骸(パイナップル)のせいで、柿じゃないの?と言われる。
犬:〈犬〉そのまま。骸と一緒にいる少年。
ディーノ:〈馬〉なんかギャップに悩まされる人。
チェルベッロ:〈狸〉沢山いる人。

・アルコバレーノ達
姿は連れてる動物と一緒。能力は人間の状態でも使うことができる。

リボーン:〈カメレオン〉未熟なツナのための家庭教師。“アルコバレーノ”の1人。
            能力は形態変化。赤ん坊にも少年にも青年にもなれる。

コロネロ:〈鷹〉
スカル:〈タコ〉再生能力
ヴェルデ:〈鰐〉
フォン:〈猿〉
ルーチェ:〈リス〉サイコメトリー


・動物メモ
アロワナ→懐く=指を追ってくる。水面に近付いてくる。手からエサを食べる。
スローロリス→めんどくさい千種=ゆっくり?あとスローロリスには毒がある=ヨーヨーの毒
猫に与えてはいけないもの→牛乳、ねぎ類、イカ、→ポイズン
イーピン→麻雀=中国語で雀。雲雀も雲の雀と書くから丁度いいんじゃないかと→雲雀に恋
犬の好きな食べ物→鳥〈なんかうまそう〉=骸〈梟〉の危機。
最も長生きな動物→ハマグリの一種〈410歳〉ゾウガメ〈120〜200歳〉シロナガスクジラ、ジンベイザメ、
死なない生き物→ベニクラゲ


■ 完結までのネタのメモ


・それぞれの名前について。
〈名前をつけない主人公に知人が突っ込みを入れる。名づけるのが苦手〉

・冷蔵庫なゴーラモスカ。
〈飼い主の家の冷蔵庫。猫達が閉じ込められること数回〉

・ルッスの髪型について。
〈時々羽根を毟るルッスにストレスを疑う飼い主→ファッション〉

・アロワナが現地で食料となっていることについて。
〈アロワナをネットで調べていた飼い主がとある文章を発見〉

・姿を変えるカメレオン
〈リボーン登場〉

・“呪われた動物”と“共存者”
〈設定、設定、設定、名前がやっと判明。ベルに名前を付ける〉

・沢田家の綱吉くん
〈家業を継ぐことを強制されてる親戚〉

・“共存者”と“共存者”
〈共存者友の会〉

・跳ね馬のディーノさんの襲来。
(「オンザ白馬じゃなくて、イコール白馬の王子のような人だ」)

・今更ですけど食べ物って?寿命って?
〈“呪われた動物”の寿命について。人型になれば人間の食べ物でも大丈夫〉

・ヴァリアー結成
〈動物が筆頭の組織?じゃあ、もうツナの命は狙わない感じ?「いや、狙いつつ」〉

・猫はあったかいとこが好きなことについて。
〈猫達にベットを占領される。ただし人型〉→ソファで寝た。

・幻想ハムスター
〈いるのかいないのかわかんないハムスター〉

・あいつが蛙
〈もふもふが幻術で、蛙がハムスターで、私は飼い主で、〉

・アロワナって人に懐く?
〈ネットで見かけた文章(また)を検証してみる〉

・スクアーロの銀髪は魚のどの部分にあたるのか。フィッシュ竹中。
〈あの銀髪はもしかして鱗なのか、どうなのか〉

・マタタビ地獄。
〈猫がいるって周りに言ってたらマタタビを貰ってしまった〉

・雲雀はヒバリ
〈綺麗な鳴き声の鳥〉

・山本と野球
〈野球に憧れる子犬だった山本の話。魚屋、猫を追い回す癖〉

・極寺とビアンキ
〈子猫だった極寺の過去。牛乳やらタマネギやらイカやらアカン〉

・飼い主と女の子
〈凪(と骸)登場。「凪は妹のようなものです。」「ような(犯罪くさいな)」

・パイナップルの消費量と鳥と犬
〈黒曜グループの話。弱肉強食〉

・増える狸。
〈あれ、あの人さっきも通ったような〉

・寝ぼけるそれぞれ。
〈人型のまま水槽、狭い穴に突撃〉

・ライオンのような何か
〈お前もか綱吉〉

・フラン君
〈で、君は?「あープラナリアですー」頭とか増えたり?「冗談ですー」〉

・過去を清算する話
〈それぞれがそれぞれ元いた場所へ行ってひと暴れ。主人公は活躍しない〉

・ただいま
〈このへんで完結、の予定だった〉


■ 最後に


実は全て書ききると全体でこんな感じになるはずのシリーズでした。
書ききれなかった理由は、お知らせにも書いた通り、文の書き方が変わってしまったことが殆どですが、 あとほかに途中でリアルに野良猫が家に来てそのまま飼い猫になったこともあるかもしれません。 現実的にもっふもふになるとあれだ……リアル猫との生活と二次元猫との生活のギャップが。 読む分にはバッチコーイですが、書くと我に返ってしまうジレンマがあったりしました。



2014.01/18